年代別
1960年代はリーバイスがグローバルブランドとして飛躍した時代です。ベトナム戦争・公民権運動・ヒッピーカルチャーなど激動の時代を背景に、ジーンズはアメリカのカウンターカルチャーの象徴となりました。ビートルズやローリング・ストーンズなどのロックミュージシャンが着用し、ヨーロッパや日本でも人気が広まりました。この時代のリーバイスはすべてBig E期にあたり、ケアラベルなし・セルビッジデニムという高品質な仕様を維持していました。1967年には505が、1969年にはオレンジタブラインが誕生し、製品ラインナップが大きく拡充された時代でもあります。
1960年代前半の主要ディテールです。赤タブ:商標R付き・両面大文字Big E。ケアラベルなし。セルビッジあり。ジッパー(505等):TALON 42が主流(1950〜1960年代の指標)。バックポケットリベット:隠しリベット(1937〜1964年)→1964〜1966年頃からバータック留めに変更。バックベルトループ:若干オフセンター(1947〜1965年の特徴)。アルキュエート:オレンジ糸・SPI9〜10・比較的均一。Vステッチ(ボタンフライ縁)→1969年以前の特徴。パッチ:Jacron(「Every Garment Guaranteed」は1962年廃止)。
1960年代後半は1967年に505が、1969年にオレンジタブラインが誕生した転換期です。主要ディテール:赤タブ:商標R付き・両面大文字Big E継続。ケアラベルなし継続。セルビッジあり継続。ジッパー(505等):TALON(42なし)に移行。TALONに「42」刻印がなければ60年代後半〜70年代前半。バックポケットリベット:バータック留めが標準化(1964〜1966年以降)。Vステッチ廃止(1969年以降)。アルキュエート:レモン/黄色糸が登場(1960〜1970年代中頃)。黄色糸が確認できれば1970年代中頃以前確定。オレンジタブBig E(1969〜1971年):短期間存在の超希少仕様。
Vステッチとはボタンフライの縁(右端)に施されたV字形のステッチのことです。1969年以前のリーバイスに見られる特徴で、1969年以降は廃止されました。Vステッチあり→1969年以前確定という判定ができます。赤タブのBig E(1971年以前)とVステッチ(1969年以前)が両方確認できれば、1969年以前の初期Big E期と絞り込めます。Vステッチは正面からボタンフライを撮影することで確認できます。比較的見落とされやすい指標ですが、Big E期をさらに精密化するために有効です。
1960年代のリーバイスはBig E全盛期の中核として高いコレクター人気を誇ります。特に価値が高い組み合わせ:TALON 42+Big E+ケアラベルなし+セルビッジ→1960年代前半の可能性大(最高評価)。TALON(42なし)+Big E+ケアラベルなし+セルビッジ→1960年代後半の可能性(高評価)。黄色/レモン色のアルキュエートステッチ糸は特に希少で、黄色糸が確認できる個体はコレクターから特別視されます。Vステッチも残存していれば評価がさらに上がります。Big Eオレンジタブ(1969〜1971年)は短期間のみ存在した超希少仕様として別格の評価を受けます。
写真をアップロードするだけで年代・型番・製造工場をAIが判定します
無料でAI鑑定する