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1970年代リーバイス完全ガイド|1971年の転換・オーバーロック・数字コードで精密判定

1970年代1971年転換YKKオーバーロック数字コード

1970年代リーバイスの概要

1970年代はリーバイスにとって最大の転換期でした。1971年7月にケアラベル義務化・赤タブ小文字化・YKKジッパー採用が進み、長く続いたBig E期が終わりを告げました。同時にディスコ文化・グルーヴ時代を反映したベルボトム(646)・フレアカット(578)などの新シルエットが誕生し、ファッションとしてのジーンズが最盛期を迎えた時代でもあります。1970年代のリーバイスは前半(〜1971年・Big E末期)・中期(1971〜1975年)・後半(1975〜1981年)・末期(1981年〜)で仕様が大きく異なるため、各時期の判定指標を把握することが重要です。

1970〜1971年前半(Big E末期)のディテール

1970年〜1971年前半はBig E期の最末期です。この時期の個体はBig E全盛期と同等の評価を受けます。主要ディテール:赤タブ:商標R付き・両面大文字Big E(最後のBig E仕様)。ケアラベルなし(1971年7月以前)。セルビッジあり。TALONジッパー(42なし)。バックポケット:バータック留め(リベットなし)。アルキュエート:オレンジ/銅色糸または黄色糸(移行期)。黄色糸が確認できれば1970年代中頃以前確定。ウエストバンド内側チェーンステッチ→1970年以降の特徴。Big E末期の個体はケアラベルなし・大文字タブが揃えば最高評価を受けます。

1971年後半〜1975年(移行期)のディテール

1971年7月以降、すべてのリーバイスにケアラベルが義務付けられました。移行期のディテール:赤タブ:片面小文字「Levis」(Small e)に変更。ケアラベル:英語のみ表記(WASH WARM・TUMBLE DRY等)→1971〜1973年頃の特徴。ケアラベル先頭行「SF 207」→1971〜1978年の特徴。多言語化(英語+スペイン語等)→1973年頃以降。ジッパー:TALONまたはYKKへの移行期(混在)。セルビッジ:継続(1981年まで)。アルキュエート:黄色/レモン糸→銅色/オレンジ糸へ移行中。英語のみケアラベル+Small eタブ+TALONジッパー→1971〜1974年頃と絞り込めます。

1975〜1981年(YKK期・セルビッジ末期)のディテール

1975年以降はYKKジッパーが標準化し、ケアラベルが多言語化した時期です。主要ディテール:赤タブ:Small e継続。ケアラベル:多言語表記(英語+スペイン語等)・YKKジッパー標準化。セルビッジ:継続(1981年廃止まで)。アルキュエート:銅色/オレンジ糸(1970年代後半以降)。バックポケット:ダブルロックステッチ→1978年以降の特徴。3桁日付コード→1984年頃から(1970年代後半はまだ数字コード期が多い)。YKK+多言語ケアラベル+セルビッジ→1975〜1981年と絞り込めます。特にセルビッジ末期(1979〜1981年)の個体は、Small eながらセルビッジありという独特の価値を持ちます。

1981年以降とオーバーロック色による精密判定

1981年にロータリー織機へ完全移行し、セルビッジが廃止されました。1981年以降はアウトシームのオーバーロックステッチ色で年代を絞り込めます。オレンジ色オーバーロック→1981〜1984年。白色オーバーロック→1985〜1993年(バットウィングロゴ入りケアラベルは1986年以降)。3桁日付コード(例:127=1987年12月)→1984〜1992年頃。4桁日付コード(例:1295=1995年12月)→1993年以降。これらの指標を組み合わせることで、セルビッジなしのモデルでも±2〜3年の精度で年代判定ができます。

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