ポイント別
セルビッジ(Selvedge)とはシャトル織機で織られたデニム生地の端処理のことです。「耳(ミミ)」とも呼ばれ、生地の両端に織り込まれた自己完結した縁が特徴です。ジーンズの裾を折り返すと内側に見える白い縁に赤や白の細いラインがセルビッジの証です。現代のデニムのほとんどはロータリー織機で大量生産されており、セルビッジは手間とコストのかかる希少な製法です。リーバイスは1981年頃にロータリー織機へ完全移行したため、セルビッジあり=1981年以前(一般的には1985年以前)という判定が成立します。
セルビッジが廃止された1981年以降、アウトシーム(外側縫い目)のオーバーロックステッチの色が年代判定の重要な指標になります。オレンジ色オーバーロックステッチ→1981〜1984年。白色オーバーロックステッチ→1985〜1993年。これにより、セルビッジなしのモデルでも1981〜1993年を10年以内に絞り込むことができます。確認方法:裾を折り返してアウトシーム(外側の縫い目)を見てください。ロック縫いの糸の色がオレンジ系であれば1984年以前、白系であれば1985〜1993年の可能性が高まります。ケアラベルの3桁日付コード(1984〜1992年)と組み合わせることでさらに精密な判定ができます。
アウトシーム以外のステッチも年代判定に役立ちます。インシーム(内側縫い目)シングルステッチ→1980年代前半以前の特徴。バックポケットシングルロックステッチ(内側)→1978年以前。バックポケットダブルロックステッチ→1978年以降。ウエストバンド内側チェーンステッチ→1970年以降の特徴。これらのステッチの違いは肉眼で確認できますが、接写撮影が必要です。スマートフォンのマクロモードで内側縫い目を撮影することで、AI鑑定の精度も向上します。
セルビッジの確認はとても簡単です。ジーンズの裾を3〜4cm折り返し内側の端を見てください。白い縁(耳)に赤や白の細いラインがあればセルビッジあり→1985年以前の証拠です。端が切りっぱなしでロック縫いだけならセルビッジなし→オーバーロック色で1981年以降の年代をさらに絞ります。撮影は裾を折り返した状態で白い耳が画面内に収まるよう明るい場所で行ってください。同時にアウトシームのオーバーロック色も撮影することで、AI鑑定の精度が大幅に向上します。両足とも確認することで確実性が増します。
セルビッジデニムがヴィンテージ市場で高い評価を受けるのは4つの理由があります。①年代証明:1985年以前の製品であることが確実になります。②生地の品質:シャトル織機のデニムは緻密で独特の風合いと堅牢性を持ちます。③希少性:現在では大量生産のセルビッジデニムを製造できるメーカーが限られています。④コレクター文化:特に日本のデニム愛好家がセルビッジに特別な価値を見出しています。日本では「セルビッジデニム=品質の証」という認識が定着しており、セルビッジの有無で市場価値が大きく変わることがあります。セルビッジの「赤耳」(赤いライン)は特に高い評価を受けます。
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