LEVI'S VINTAGE ID.
JAEN

歴史年表

Levi'sの変遷1873 — 2002

創業から「Made in USA」終了まで。鑑定に直結する仕様変更を時系列で解説。

創業新製品仕様変更法律・制度終焉
1850s–1890s
1853創業

リーバイ・ストラウス、サンフランシスコへ移住

バイエルン出身のユダヤ系移民リーバイ・ストラウスがゴールドラッシュに沸くサンフランシスコへ移住。ドライグッズの卸売業を開始する。

1873創業

リベット付きジーンズ特許取得・世界初のジーンズ工場設立

仕立て職人ジェイコブ・デービスと共同でリベット付きジーンズ(US特許139,121号)を取得。バレンシア・ストリートに世界初のジーンズ工場を設立。ボタン刻印1番(Valencia Street)はこの発祥地を示す。

SF工場希少性ガイド
1890新製品

品番501が正式付番

リーバイスの代表モデルに「501」という品番が正式に付与される。それ以前は品番管理が異なっていた。

1900s–1930s
1922仕様変更

ベルトループ追加(シンチバックとの併用期)

需要の変化に応じてベルトループが追加される。1937年頃まではシンチバック(ウエスト調整用バックル)との両方が付いた過渡期の仕様が存在した。

リベット・ハードウェアガイド
1934新製品

701(初のレディースモデル)誕生

リーバイス初のレディース向けジーンズ701が誕生。「Student Fit(学生フィット)」のタグが特徴。501よりスリムなシルエットで、現在の721・724など700番台レディースシリーズの原点。

701完全ガイド
1936仕様変更

赤タブ導入・506XX(Type1ジャケット)誕生

バックポケットに赤い布製タブ「Red Tab」が商標として導入される(両面大文字「LEVIS」=Big E仕様の始まり)。同年、初のデニムジャケット506XX(Type1)も誕生。

赤タブ完全ガイド
1937仕様変更

クロッチリベット廃止・バックポケット隠しリベット導入

股部分のクロッチリベット廃止。バックポケットのリベットが外側に露出したものから隠しリベット(Concealed Rivet)に変更。シンチバックも廃止へ。

リベット・ハードウェアガイド
1940s–1950s
1942仕様変更

WWII期 S501XX(簡略化モデル)登場

第二次世界大戦の金属節約令によりアルキュエートステッチが縫製からオレンジペイントに変更(S=Simplified)。クロッチリベット・コインポケットリベットも省略。現在ペイントはほぼ剥落しており超希少品。

501XX完全ガイド
1947仕様変更

シンチバック完全廃止・戦前仕様の復活

シンチバックが完全廃止され、アルキュエートが縫製に戻る。本革パッチ・Big Eタブ・セルビッジの「Post-war 501XX」期が始まる。

501XX完全ガイド
1953新製品

507XX(Type2ジャケット)誕生

506XXの後継モデルとして507XX(Type2)が登場。胸ポケットが2つになり、ウエスト部にダブルプリーツが追加。1962年まで製造された希少モデル。

ジャケット完全ガイド
1954仕様変更

本革パッチ→Jacron(革風ボール紙)に変更

バックパッチの素材が本物の動物皮革からJacron(革風ボール紙)に変更。これ以降の本革パッチ主張はLVCの復刻品か改造品の可能性が高い。本革パッチ=1954年以前の重要な指標。

パッチ完全ガイド
1960s
1962新製品

「Every Garment Guaranteed」廃止・557XX誕生

JacronパッチのEGGスローガンが廃止。同年、557XX(トラッカージャケット・Type3)が誕生し、現在まで継続生産されている。Big E期(〜1971年)の品番は「70557XX」。

ジャケット完全ガイド
1964仕様変更

バックポケット隠しリベット廃止→バータック留めへ

バックポケット口の隠しリベットが廃止され、バータック(かんどめ縫い)に変更。1964〜1966年頃の移行期には両者が混在する場合がある。

リベット・ハードウェアガイド
1967新製品

505(ジッパーフライ)誕生

ジッパーフライ採用の505が1967年に発売。Big E期(1967〜1971年)の品番は「70505」。TALONジッパー+Big Eタブ+ケアラベルなし+セルビッジが揃う個体が最高評価。

505完全ガイド
1969新製品

オレンジタブライン誕生・Vステッチ廃止

廉価ラインのオレンジタブが1969年に登場。同年、ボタンフライ縁のVステッチが廃止される。Vステッチあり=1969年以前の指標。Big E期オレンジタブ(1969〜1971年)は超希少。

1960年代完全ガイド
1970s
1971法律・制度

Big E終了・ケアラベル義務化・YKK採用

【最重要転換点】1971年7月:FTCのCare Labeling Ruleによりケアラベルが義務化。赤タブが両面大文字(Big E)から片面小文字(Small e)に変更。YKKジッパーへの移行が進む。この年が鑑定の最大の分岐点。

Big E価値ガイド
1973法律・制度

ケアラベル多言語化(英語+スペイン語)

ケアラベルが英語のみ表記から英語+スペイン語等の多言語表記に変更。英語のみケアラベル=1971〜1973年頃の目安。多言語=1973年以降の目安として使える。

ケアラベル判定ガイド
1980s–2000s
1981仕様変更

セルビッジデニム廃止(ロータリー織機へ移行)

シャトル織機からロータリー織機への完全移行により、耳付きセルビッジデニムが廃止。セルビッジあり=1981年以前の確定指標。1981〜1984年はアウトシームがオレンジ色のオーバーロック。

セルビッジ完全ガイド
1984仕様変更

ケアラベルに3桁日付コード導入

ケアラベルへの3桁日付コード(例:127=1987年12月)の記載が始まる。日付コードがあれば±1年の精度で製造年月を特定できる最強の年代指標のひとつ。

ケアラベル判定ガイド
1985仕様変更

アウトシームオーバーロック:オレンジ→白に変更

1981〜1984年のオレンジ色オーバーロックから白色に変更。白色オーバーロック=1985〜1993年の目安。オーバーロック色は非セルビッジモデルの重要年代指標。

セルビッジ・オーバーロックガイド
1986仕様変更

バットウィングロゴ入りケアラベル登場

こうもり型(バットウィング)ロゴがケアラベルに印刷されるようになる。バットウィングロゴあり=1986年以降確定。「Care on Reverse」表記も同時に追加され、この両方が揃うと1986〜1992年と絞り込める。

ケアラベル判定ガイド
1993仕様変更

日付コードが3桁→4桁に変更

ケアラベルの日付コードが3桁(例:127)から4桁(例:1295=1995年12月)に変更。4桁コード=1993年以降の製品を示す。

ケアラベル判定ガイド
2002終焉

バレンシア工場閉鎖・Made in USA終了

サンフランシスコのバレンシア・ストリート工場(1873年創業の発祥地)が閉鎖され、リーバイスのアメリカ国内製造が終了。ケアラベルに「MADE IN USA」があれば2002年以前確定。

SF工場希少性ガイド

用語集

鑑定用語を28語解説

記事一覧

各ポイントの詳細ガイド

撮影ガイド

鑑定精度が上がる撮影法

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